日本脳神経血管内治療学会認定医制度に関する規則(旧)
           
2000年 11 月 18 日 発効
2002年 12 月 5 日 改正
(改正箇所を赤字・下線で示す)


第1章 総則
1. 日本脳神経血管内治療学会は、脳神経血管内治療を専攻する優れた医師を養成し、脳神経血管内治療の進歩
発展とその診療水準の向上をはかり、国民の福祉に貢献することを目的とし、日本脳神経血管内治療学会認定
医制度を実施する。
第2章 認定医制度委員会
2. 日本脳神経血管内治療学会は前条の目的を達成するため、認定医制度委員会(以下、委員会)をおく。認定
医制度委員会は以下の如く構成され業務を行う。
1)認定委員は指導医の資格を持つ若干名とし、世話人会における無記名投票で決定される。
2)委員長:委員の互選による。
3)副委員長:委員長の推挙による。
4)委員の任期:2年とし再任を妨げない。
5)認定審査会:年1回とし、期日、実施要項などは委員会が決定し公示する。
  専門医・指導医の認定と資格更新は委員の合議により決定される。
6)本制度の施行、実施に必要な細則・補則を立案し、世話人会で決定する。
7)認定事務局:認定医制度実施に伴う諸事務を円滑に運営するため、細則に定める場所に、認定事務局
  設置する。
第3章 専門医
3. 【専門医申請資格】
専門医を申請するものは、次の1)〜4)項または5)項の資格を満たしていなければならない。
1) a) または b) のいずれかに該当するもので、この年限に加えさらにc)を満た
し計6年以上の訓練を受けた者。

 a) 日本脳神経外科学会専門医訓練施設で5年以上の訓練を受けた者
 b) 日本医学放射線学会専門医訓練施設で5年以上の訓練を受けた者
 c) 細則に定める脳神経血管内治療の専門訓練を1年以上受けた者
2) 脳脊髄血管撮影の経験
 申請までに少なくとも300症例以上の診断血管撮影を術者として担当していること。
 経験場所、当該施設長の証明を要する。
3) 脳神経血管内治療の経験
 脳神経血管内治療専門医または指導医の指導のもとに、申請までに、少なくとも100例の症例を経験して
 いること。このうち、20例は脳動脈瘤、5例は脳または脊髄動静脈奇形、5例は血行再建術(局所線溶療

 
法を含む)、10例は硬膜または各種動静脈瘻あるいは頭頚部または脊髄腫瘍であること*。 このうち20
 例以上は術者として経験していること。
4) 少なくとも4年以上日本脳神経血管内治療学会の正会員であること。
5) 外国において訓練の一部または全部を受けた者、または3-1)に当てはまらない者については、個別に
 認定医制度委員会が申請資格の審査を行う。
4. 【専門医訓練の場所】
日本脳神経血管内治療学会指導医が診療に従事していること。
5. 【専門医認定申請手続き】
専門医の認定を申請する者は、次に定める書類および手数料を一定の期日までに認定医制度委員会に提出す
る。
1) 認定申請書
2) 学歴、職歴を記入した履歴書
3) 医師免許証(写)
4) 次のいずれか
-1 脳神経外科の在籍証明書、神経放射線学の訓練についての申告書
(3-1-aで申請する者)
-2 放射線科の在籍証明書、脳神経外科学の訓練についての申告書
(3-1-bで申請する者)
-3 3-5) で申請する者は、その医療機関での在籍証明書
5) 3-1-c に相当する専門訓練の経歴証明書(書式は別に定める)
6) 診断用血管撮影症例の一覧表(書式は別に定める)
7) 直接関与した脳神経血管内治療症例の一覧表(書式は別に定める)
  ただし、3-3) に定める経験を有すること*。
8) 所定の手数料
6. 【専門医認定審査】
上記の各項目の条件を満たす者について認定医制度委員会は審査を行い、筆記試験・口頭試験および実技試
験を課すものとする。
7. 【専門医の登録、認定証の交付】
専門医と認定された者は所定の額の認定料を認定事務局に納入し、日本脳神経血管内治療学会の専門医名簿
に登録され所定の認定証を交付される。
8. 【専門医の有効期間】
齧蛻繧フ有効期間は5年とし、以降は9. に定める更新手続きを要する。
9. 【更新手続き及び評価】
専門医の更新手続きには以下の書類を認定医制度委員会に提出し、更新手数料を納付する。
1) 専門医更新のための申請書
2) 最近3回以上の学会参加証(写)または同等の書類
3) 5年間の脳神経血管内治療症例の一覧表
4) 何らかの理由により更新手続きを行えなかった場合は、1年間の猶予期間を認め、翌年更新手続きを行
  うことができる。その場合の有効期間は、正規に手続きを行った場合の残余期間とする。
10. 【専門医の資格喪失】
専門医は、次に定める理由により認定医制度委員会の議を経て、その資格を喪失する。
1) 書面により専門医自体の意志表示を行った場合
2) 本学会会員としての資格を喪失した場合
3) 専門医の有効期間経過後、前条に定める更新手続きを行わなかった場合
4) 本制度の目的達成に著しく反すると認められる行為があった場合
第4章 指導医
11. 【指導医の役割】
指導医は脳神経血管内治療に携わり、当該診療、研究活動を通じ本学会に寄与するとともに、専門医を申請
する者の教育・指導を行い、認定医制度の充実発展に務める*。
12. 【指導医申請資格】
指導医を申請する者は次の各項の条件を満たしていなければならない。
1) 専門医の資格取得後5年以上の臨床経験を有する*。
2) 脳神経血管内治療に直接関連した学術発表を筆頭演者として10回以上行っていること。
3) 脳神経血管内治療に直接関連した学術論文を筆頭著者として3編以上発表掲載されていること。 学術論
  文は全国的あるいは国際的で、かつ査読性のある雑誌に掲載(印刷中を含む)のものとする。本学会機
 
 誌掲載のものは原則的に認める。
4) 脳神経血管内治療を術者として200例以上経験していること。このうち40例は脳動脈瘤、10例は脳
 
  たは脊髄動静脈奇形、20例は血行再建術、20例は硬膜または各種動静脈瘻、20例は頭頚部または脊髄
   腫瘍であること。
13. 【指導医申請手続き】
指導医の認定を申請する者は、次に定める書類および手数料を認定医制度委員会に提出する。
1) 指導医申請書
2) 3回以上の学会参加証(写)または同等の書類
3) 申請者の在籍を証する指導医の証明書
4) 過去の症例一覧表(12-4)に定める条件を満たしている必要がある)
5) 所定の手数料
14. 【指導医審査】
認定医制度委員会は、申請書類に基づく審査を行い、所定の規準を満たす者を指導医として認定する。
15. 【指導医証の交付】
指導医に対して、認定医制度委員会の議を経て、指導医認定証が交付される。
16. 【指導医の有効期間】
指導医の有効期間は5年とし、以後は17.に定める更新手続きを要する。
17. 【更新手続き及び評価】
指導医の更新手続き書類及び評価方法は、次の規定による。
1) 指導医更新申請書
2)最近3回以上の学会参加証(写)または同等の書類
3) 何らかの理由により更新手続きを行えなかった場合は、1年間の猶予期間を認め、翌年更新手続きを行
うことができる。その場合の有効期間は正規に手続きを行った場合の残余期間とする。
18. 【指導医の資格喪失】
指導医は、次に定める理由により認定医制度委員会の議を経て、その資格を喪失する。
1) 書面により指導医辞退の意志表示を行った場合
2) 本学会会員としての資格を喪失した場合
3) 指導医の有効期間経過後、前条に定める更新手続きを行わなかった場合
4) 本制度の目的達成に著しく反すると認められる行為があった場合
第5章 補 則
19. 本規則施行に伴う細則は別に定める。
20. 本規則及び細則の改正は、認定医制度委員会が立案・検討の上、世話人会で決定し、総会で承認される必要がある。

* に関しては、別に細則に定める。


日本脳神経血管内治療学会認定医制度に関する細則

2000
年 11 月 18 日 発効
2002年 12 月 5 日 改正

第1章 認定医制度委員会
1. 発足時の認定医制度委員会の委員は発足時の世話人でかつ細則第3章10項2)3)4)を満たしたものの中から、本制度発足時の世話人会で決定する。
2. 認定医制度委員会の委員には本学会の会長、会長経験者、次期会長は含むものとする。
3. 認定医制度委員会は本学会および関連学会と意見を交換する部会を設置することができる。
第2章 専門医
4. 規則第3章3-1-a), b) については、以下の「基礎訓練」が望ましい。脳外科出身者には、放射線物理、被爆からの保護など、放射線の基礎に関する一定の訓練を、可能なら日本医学放射線学会専門医訓練施設で受けること。放射線科出身者には患者管理、脳外科的なものの見方(神経学的な評価を含む)などについての一定の訓練を、可能なら日本脳神経外科学会専門医訓練施設で受けること。但し、経済的な保障など解決
すべき問題も多いので、当面は対応する各診療科の専門家間で充分な協議と了解のもとに訓練されれば良いこととする。尚、規則5-4)-1.、2. に規定する専門家の定義は別に定める事とする。
5. 規則第3章 3-1-c) については、以下の「専門訓練」が望ましい。則ち指導医が主として診療する施設にて常勤又は非常勤の研修医等として、1年以上の専門訓練を受けること。但し、経済的な保障、訓練施設の不足、地域的な偏在などの問題があるので、具体的な「専門訓練」の形態については、別途定める。
6. 脳神経血管内治療に関与した症例を認定医制度委員会に提出する際の「直接関与した」とは、術者、第一助手、第二助手までとする。
7. 専門医申請のための脳神経血管内治療症例については、本制度発足2年後までは、必ずしも専門医、指導医の指導の元に行われた例でなくともよい(過去に行われた症例を含む)。なお、発足3年以降は、過去6年より前に行われた症例については、認定医制度委員会が個別に審査する。
8. 症例一覧など申請書類に記載された内容の詳細については、認定医制度委員会から申請者に問い合わせを行うことがある。
第3章 指導医
9. 本制度発足時の指導医は特に定めないが、本制度の円滑な実施のため、制度発足後直ちに細則第3章10項に「準拠した規準」に基づく審査を行い、制度発足後3ヶ月以内に認定するものとする。「準拠した規準」とは、細則第3章10項のうち1)以外の項目全てとする。
10. 本制度から指導医が育成されるまでの発足後5年間については、以下の暫定措置をとる。次の各項の条件をすべて満たす者に申請資格を与え、認定医制度委員会において書類審査にて決定する。
1) 専門医資格を有すること。
2) 脳神経血管内治療に直接関連した学術発表を
筆頭演者として10回以上行っていること。
3) 脳神経血管内治療に直接関連した学術論文を筆頭著者として3編以上発表掲載されていること。
4) 脳神経血管内治療を術者として200例以上経験した者。このうち40例は脳動脈瘤、10例は脳
または
  髄動静脈奇形、20例は血行再建術、20例は硬膜
または各種動静脈瘻、20例は頭頚部または脊髄腫瘍で
  あること。
第4章 認定事務局
11. 本制度実施に伴う諸事務を円滑に運営するため、以下の場所に認定事務局を設置する。
     〒514-8507 三重県津市江戸橋2-174
     三重大学医学部脳神経外科教室